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雨樋が壊れる原因や理由について

雨樋が壊れる原因や理由について

雨樋は屋根に降った雨を集め、適切に排水するのに欠かせない設備です。

もし雨樋が壊れてしまうと、排水できずに雨水が染み込み、雨漏りの原因になることも。

 

今回は雨樋が壊れる原因と、雨樋の破損を防ぐために注意したい3つのポイントについて、詳しく紹介します。

 

雨樋が壊れる原因

雨樋が壊れる原因には、台風などの自然災害や落ち葉による負荷、経年劣化などがありますが、実は温度変化への弱さも見逃せないポイントです。

 

台風や積雪などの自然災害

やはり気をつけたいのは、自然災害による破損です。台風による大雨や強風、積雪などの影響で短期間に大きな負荷がかかると、雨樋が一部落下したり破損したりします。

最近では線状降水帯の発生やゲリラ豪雨など、数十年に1度といわれる規模の自然災害が増加。強風で雨樋の継ぎ目が外れたり、短時間に大量に降った雨の重みで、雨樋が壊れてしまう被害も多く発生しています。

 

日頃からメンテナンスを心掛け、シーズン前には必要に応じて点検・補強を依頼するなどの処置が必要です。

 

 

溜まった落ち葉による負荷

 

公園や山林と隣接した家に多いのが、溜まった落ち葉や土による負荷で、雨樋が曲がってしまう被害です。特に落ち葉と一緒に土も溜まると、雨樋から草が生える原因になります。

 

草が生えるとさらに雨樋に負荷がかかり、割れたり破損したりするので、溜まった落ち葉を放置するのは避けましょう。

 

雨樋に植物が生えてしまう現象については、以下の記事でも詳しくご説明しています。

ぜひ参考にご覧ください!

 

【注意!雨樋に植物が生えていませんか?】

 

 

経年劣化

雨樋は一般的に、設置から15年経つと劣化が目立ちはじめ、寿命は約20年です。

 

雨樋によく使われる塩化ビニルは紫外線の影響を受けやすく、徐々に伸縮性を失って割れやすくなります。頑丈な金属製の雨樋も、長年雨や紫外線にさらされると錆が生じ、穴が開いてしまうこともあり、耐久性を維持できません。

 

特別な負荷がかかっていなくても、もろくなった雨樋は割れやすくなるため、注意が必要です。

 

 

雨樋は温度変化で壊れやすくなる!

 

あまり知られていませんが、実は雨樋は温度変化に弱いという点も、注意したいポイントです。

 

冬場はお子さんのお庭遊びに注意!

雨樋は温度変化に弱く、寒い冬は冷えて固くなりやすいので、通常よりも衝撃に弱くなります。うっかりお子さまがボールをぶつけたり、軒から地面までつながる縦樋に自転車をぶつけたりしただけで、破損してしまったケースもあります

 

夏場はバーベキューの熱にも注意!

お盆もあり、家族や親戚の集まる機会が多い夏場に注意したいのが、庭で楽しむバーベキューです。温度変化に弱い雨樋は、長時間熱が加わると溶けだしてしまいます。家族でバーベキューを楽しんでいるときに縦樋の近くにバーベキューコンロがあると、熱で雨樋が溶けだしてしまうのです

 

 

雨樋が壊れやすい季節

雨樋が壊れやすい季節は、夏と冬です。

夏は大雨の原因となる台風や線状降水帯が発生しやすく、さらに気温や紫外線の影響で雨樋がダメージを受けやすくなります。冬も積雪による負荷に加え、温度変化に弱い雨樋が冷えて収縮し、少しの衝撃で破損するかもしれません。

 

雨樋の破損を防ぐなら、壊れやすい夏や冬のシーズンが来る前の、春や秋の気候が良い季節に対策しておきましょう。

 

 

雨樋の破損を防ぐために注意したい3つのポイント

 

普段意識することの少ない雨樋ですが、破損を防ぐためにも、この機会にぜひ状態を確認してみましょう。

 

雨樋が歪んでいないか確認する

雨樋に汚れが溜まっていないか確認する

雨樋に草が生えていないか確認する

 

下から見て雨樋が曲がっていたり、歪んでいるなと感じたら、専門業者にメンテナンスを依頼してください。気のせいだろうと放っておくと、後々大きな破損につながるかもしれません。

 

また2階の窓やべランダから1階の雨樋が見えるなら、落ち葉などの汚れが溜まっていないか確認しましょう。

高所にある2階の雨樋は、確認が難しい部分です。もし下から見上げて草が見えたら、雨樋に土や腐葉土が溜まり、草が生えているかもしれません。

この場合もできるだけ早く、専門業者に雨樋の清掃を依頼してください

 

要注意!

高い場所にある雨樋を確認する際にはご注意ください。雨樋は高いところにあるため、樋にハシゴをかけての確認は大変危険ですし破損もします。事故になると大きな怪我になりやすいので、自分でのご確認や点検はお控えいただき、本格的な確認は必ず専門業者へご依頼ください。

下から見上げたり、2階の窓やベランダから1階の雨樋を見下ろすだけでも十分です。

 

必ず安全第一で、危ない場所は専門業者へご相談ください。

 

 

雨樋のメンテナンスは佐藤建築板金におまかせ

雨樋は雨漏りから住まいを守る大切な設備ですが、劣化が目立ちにくいため、気付いたときには即修理が必要になるケースも少なくありません

 

ご自宅を雨漏りから守るには、定期的な雨樋のメンテナンスが欠かせません。適切なメンテナンスは建物の寿命を伸ばし、大切な住まいに長く住み続けやすくなります。

 

雨樋の様子が気になったら、ぜひ佐藤建築板金にご連絡ください。屋根と雨漏りのプロが安全にご自宅の状況を確認し、適切にメンテナンスいたします。

 

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